校長挨拶

御 挨 拶

 同窓会会員の皆様におかれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は、母校の教育活動に格別の御理解と御支援を賜り、心よりお礼を申し上げます。
 本校は昨年度、新型コロナウイルス感染症の蔓延という未曾有の危機に直面する中、生徒の命と安全を守りながら、学びを止めることなく、何とか一年間を乗り切ることができました。新年度が始まった今、新型コロナウイルス感染症の流行は沈静化しつつありますが、今後も警戒を緩めず感染回避行動を徹底し、教育活動に取り組んでいるところです。
 昨年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、部活動やものづくりの各種大会・コンテストの多くが中止となり、生徒にとっては辛い無念の一年でした。それでも、スポーツではバレーボール部が4年ぶりに春高バレー出場で復活を果たし、自転車競技部、少林寺拳法部が全国選抜大会に出場しました。また、文化・生産部門においても、全国大会で優秀な成績を収めることができました。
 心配していました3年生の進路についても、求人数は減少したものの就職希望者全員の内定が早期に決まり、進学でも国公立・私立難関大学への進学実績を残すことができました。新型コロナウイルスは経済に深刻なダメージを与え、人員削減・雇用縮小など雇用危機が懸念されており、今年度の高校生の就職活動も厳しくなることが予測されますが、同窓会の皆様のお力添えをいただきながら、伝統に裏打ちされた進路指導を展開し、3年生の進路実現を図りたいと考えています。
 同窓会の事業におきましても、全国的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月の総会は書面開催となり、支部総会は中止となり、同窓生の皆様と直接お会いして、温かい激励を受けたり、生徒の活躍をお伝えしたりする機会がなかったことはとても残念でした。今年度は移動制限が緩和されて、総会や支部総会が予定通り実施できることを願っています。
 新型コロナウイルスに限らず、私たちを取り巻く社会は変化が激しく、予測不能な時代と言われています。ICT(情報通信技術)の急速な進化やグローバル化の進展など、その変化は学校の学びの在り方にも大きな変革を求めています。本校でも、従来の工業教育の充実に加え、ICT教育の推進、英語教育の充実、防災をはじめとするSDGsの取組など、次の時代につながる教育を展開し、持続可能な社会の担い手の育成に取り組んでいます。
 また、地方は人口減少という深刻な問題を抱え、地域の高校は存続を懸けて学校の魅力化と生徒の確保に取り組んでいます。激動の時代の中で、今後も、名門校として更なる進化を遂げるため、学校をあげて組織的に教育に邁進し、本校の使命を果たして参る所存です。
 結びに、同窓会会員相互の絆と親睦が深まり、会員各位のますますの御健勝と御活躍をお祈り申し上げ、御挨拶とさせていただきます。

愛媛県立松山工業高等学校

校長 西岡 誠